薬用でも豊富なバリエーション!薬剤師厳選のおすすめ香り付きリップ8選
唇の荒れや乾燥を防ぐために使うリップクリーム。塗ったときに好きな香りがすると、気分が良くなりますし、使うのも楽しくなりますよね。
唇の荒れなどに対して効果が認められた「薬用リップ」と呼ばれるリップクリームの中にも、さまざまな香り付きのものが販売されています。
このコラムでは、主に薬用の香り付きリップについて、バニラなど女性好みの甘い香りから、男性にオススメの爽快感のある香りまで、幅広い製品から選りすぐってご紹介させていただきます。
この冬リップクリームを探している方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。
香り付きリップクリームとは?
リップクリームは主に唇の荒れを防いだり、潤いを保つことを目的としていますが、香り付きリップはそれに加えて、リラックス効果やリフレッシュ効果も期待することができます。
現時点では医薬品のリップクリームには香り付きで販売されているものはなく、市販では、医薬部外品(薬用)、化粧品のリップクリームで見受けられます。
香り付きリップの良いところ
自分好みの香りが選べることで、以下のようなメリットが期待できます。
・楽しんで唇のケアができる
・リラックス効果がある
・リフレッシュ効果がある
・メントールやカンフルといった成分は、清涼感と共にかゆみを抑える効果も期待できる
唇のケアは荒れや乾燥を予防するために必要ですが、どうせなら仕方なしに行うよりも、楽しんで行いたいですよね。
香り付きリップは、そのサポートをしてくれるでしょう。
また、ハチミツやバニラの香りなど、リラックス効果が期待できるものや、ミントの香りや爽やかなフルーツ系など、リフレッシュ効果の期待できるものまで、さまざまな種類が販売されています。
特にメントールやカンフルといった成分は、有効成分の一種にも指定されており、清涼感を与えると共にかゆみを抑える効果もあると言われています。
しかしながら、保湿効果については、香りの有無で差はありませんので、ご自分の好みに合う香りを見つけましょう。
そもそも薬用リップクリームとは?
リップクリームは医薬品、医薬部外品、化粧品の3種類に分類されますが、そのうち医薬部外品にあたるものが、いわゆる「薬用リップクリーム」と呼ばれます。
厚労省が認めた有効成分である、抗炎症成分や組織修復成分、血行促進成分などが含まれることで、唇の荒れを予防する効果が期待されます。
医薬品との違いとして、効果は認められながらも、比較的安全性が高い成分が含まれていることで、コンビニやスーパーなど身近な場所でも購入することが可能となっています。
おすすめの薬用香り付きリップクリーム6選!
甘い香りから柑橘系まで同じ製品内で幅広いラインナップ
ニベア ディープモイスチャー リップ
有効成分:トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)、グリチルレチン酸ステアリル
香り:はちみつ、オリーブ&レモン、バニラ&マカダミア
特徴:リップクリームの定番であるニベアシリーズの中でも、保湿力に優れたシリーズです。
ビタミンEが唇の血行を促進し、抗炎症作用のあるグリチルレチン酸が唇の荒れを抑えます。
計3つある香りの中で、特にはちみつの香りについては、他のニベアシリーズからも販売されています。
塗った瞬間にクリームがオイル状に変化するメルティタイプや、夜間にしっかり保湿したい方向けのニベア ディープモイスチャー ナイトプロテクトが挙げられるため、はちみつの香りがお好みの方はこれらの製品もチェックしてみてください。
資生堂クレ・ド・ポー ボーテ マニフィカトゥールレーブルn 1 ピンク
有効成分:グリチルレチン酸ステアリル
香り:ローズ、ペパーミント、ハニー&オレンジ、ほのかに香るローズとソーヴィニヨンブラン
特徴:資生堂が販売する医薬部外品の色、香り付きリップクリームです。
スキンケアからメイクアップまで化粧品を幅広く取り扱っているノウハウを活かし、抗炎症成分を含みながらも、色や香りの選択肢も楽しめるようになっています。
ピンク:ローズの香り、レッド : ペパーミントの香り、コーラル : ハニー&オレンジの香り、ニュートラルピンク : ほのかに香るローズとソーヴィニヨンブランの香り
の計4種類が販売されています。
メントールの爽やかな香りでかゆみを鎮める
メンソレータム ディープモイスト(メントール)
有効成分:メントール、dlカンフル、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
香り:メントール
特徴:医薬品から化粧品まで数多くのリップクリームを手がけるロート製薬から販売されいる、特に保湿にこだわった製品です。
血行促進効果を持つビタミンEと共に、メントールとカンフルがダブルで含まれることで、清涼感、またかゆみを鎮める効果が期待できます。
薬用メディカルリップスティックMn
有効成分:ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、アラントイン 、グリチルレチン酸 、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) 、dl-メントール
香り:メントール
特徴:組織修復を促すアラントインやビタミンB6に加え、血行促進作用のあるビタミンE、抗炎症作用のあるグリチルレチン酸と、荒れた唇の回復をサポートする成分が複数にわたり手厚く含まれています。
元は医薬品として販売されていた製品でもあり、特に唇の荒れが気になる方におすすめの製品です。
男性にオススメの清涼感ある香り付きリップ
ギャツビー(GATSBY)薬用 ウォーター イン リップ
有効成分:グリチルレチン酸ステアリル、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
香り:スイートシトラス
特徴:男性のトータルビューティーを提案するマンダムのギャツビーから販売されている薬用リップクリームです。
抗炎症作用のあるグリチルレチン酸を含み、ベタつきを抑えつつ、潤いが持続するよう設計されています。
スイートシトラスの香りでスッキリした爽快感があります。
ニベアメン リップケア モイスト ローズメントールの香り(ニベアメンモイストリップr)
有効成分:酢酸DL-α-トコフェロール(ビタミンE)、グリチルレチン酸ステアリル
香り:ローズメントール
特徴:男性に向けたニベアのリップクリームで、炎症を抑えるグリチルレチン酸と唇の血行を促進するビタミンEを配合しています。
水分を保持するタイプの保湿成分を用いることで、テカリやベタつきを抑えながらも、しっかり潤いを保ちます。
ローズメントールの香りは清涼感がありつつも、バラの華やかさも感じられるでしょう。
保湿力が高めで、安全性の高いおすすめの香り付き化粧品リップ
たまに「薬用リップであれば、効果が高いんでしょう?」と思っている人もいますが、実は、医薬部外品は唇の荒れを防ぐための有効成分は含まれているものの、保湿成分に関しては有効成分ではないため、化粧品に分類されるリップクリームと比較して効果が高いとは一概に言えないところもあります。
そのため、唇の潤いを保つという目的であれば、化粧品の分類から選んでいただいて十分でしょう。
ただ、薬用リップは国の方で品目ごとに厳しい審査と承認が行われているため、安全性に関して信頼できるという面があります。
ここでは、薬用ではありませんが、化粧品の中でも比較的安心して使っていただけると思われる、香り付きリップをご紹介させていただきます。
URIAGE(ユリアージュ) ユリアージュ モイストリップ<バニラ>
香り:バニラ
特徴:佐藤製薬が手がける皮膚科医監修のもとに設計された、敏感肌のことを考えたユリアージュブランドのリップクリームです。
安全性試験をクリアしているため、安心して使用できるでしょう。
天然由来の4種類の保湿成分を含み、唇にしっかり潤いを与えてくれます。
無香料とバニラの香りの2種類が販売されています。
メンソレータム リップベビー ナチュラル(ピュアハニーの香り)
香り:ピュアハニー
特徴:メンソレータムシリーズの中でも、食品成分100%にこだわったリップクリームです。
オリーブ果実油、マカデミアナッツ油、アロエベラ葉エキスと、身近ながら保湿成分が高い食品を使用しています。
無着色・防腐剤フリー、また低刺激性・アレルギーテスト済みのため、敏感肌の方にも安心して使っていただけるでしょう。
まとめ
香り付きリップについて、そもそもの薬用リップの基礎知識からおすすめの製品までお伝えさせていただきました。
リップに付属する香りには、リフレッシュ効果やリラックス効果を含め、リップケアを楽しんでできるというメリットがあります。
唇の荒れを防ぐ目的で販売されている薬用リップであっても、男性に向けたものから華やかな色と香りが付いたリップまで、幅広くさまざまな製品が販売されています。
また、化粧品の分類からも、保湿力と安全性の高い香り付きリップが販売されていますよ。
日常のリップケアを楽しんで行うためにも、どうぞご自身に合ったリップクリームを見つけてみてください。
この記事がそのお役に立てれば幸いです。