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更新日:2025/03/03

コンタクトOKの花粉症目薬、どれがいい?成分・効果・使い方を薬剤師が徹底解説

花粉症の季節は、目のかゆみや充血がつらい…でも「コンタクトをしたまま目薬を使っていいの?」と不安になることも。

 

本記事では、コンタクト装着中でも安全に使える花粉症目薬を成分ごとに解説!

 

かゆみには抗ヒスタミン、乾燥には人工涙液、疲れ目にはビタミン配合の目薬…あなたに合う目薬の選び方や、気をつけるべき成分について詳しくお伝えします。

薬剤師ライター クロロボ
目次
第1章:コンタクト×花粉症の目の悩みとは? 第2章:コンタクトOKの花粉症目薬を選ぶ3つのポイント 第3章:症状別おすすめ花粉症目薬9選! 第4章:コンタクトユーザーのための目薬の正しい使い方 第5章:花粉症シーズンのコンタクト対策と快適な過ごし方 まとめ
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第1章:コンタクト×花粉症の目の悩みとは?

春になると目がかゆい…でもコンタクトは外せない!

春になると、花粉が飛び始め、目のかゆみや充血に悩まされる人が増えます。

特にコンタクトレンズを使用している人にとっては、花粉症シーズンの目の不快感はさらに深刻ではないでしょうか?

「コンタクトをつけていると花粉の影響が大きい?」

「目薬を使いたいけれど、どれを選べばいいのかわからない…」

「そもそもコンタクトをつけたまま目薬ってOK?」

こんな疑問を抱えている人も多いと思います。

花粉症シーズンでも快適にコンタクトを使うためには、目薬の選び方が非常に重要です。

まずは、コンタクトユーザーが花粉症の時期にどんな悩みを抱えているのか、具体的に見ていきましょう。

花粉の季節は目がかゆいのに、コンタクトだからこすれない…つらすぎますよね!

コンタクトユーザーならではの花粉症の悩みとは?

花粉症の症状といえば、くしゃみや鼻水を思い浮かべる人が多いですが、実は目の症状も厄介です。

特にコンタクトをつけていると、裸眼の人とは違ったトラブルが発生しやすくなります。

 

1.目のかゆみがあっても、こすれない

コンタクトをつけたまま目をこすると、レンズがズレたり、角膜を傷つけたりする可能性があります。

特にソフトコンタクトレンズは水分を含むため、花粉やアレルゲンを吸着しやすく、かゆみがひどくなりがちです。

 

2.花粉がレンズに付着しやすい

コンタクトレンズは涙の上に浮いた状態で装着されていますが、その表面に花粉が付着すると、目のかゆみや充血を引き起こす原因になります。

特にソフトコンタクトレンズは花粉を吸着しやすい素材でできているため、裸眼の人よりも症状が悪化しやすい傾向があります。

 

3.目が乾燥しやすい

花粉症の影響で涙のバランスが崩れると、目が乾燥しやすくなります。

ドライアイの人は特に不快感を感じやすく、コンタクトのゴロゴロ感が増すこともあります。

こうした状況を改善するためには、コンタクト装着中でも使える目薬を適切に選ぶことが不可欠です。

目がかゆすぎて思いっきりこすりたいのに、コンタクトだからこすれない!これ、本当につらすぎる…!

コンタクトをつけたまま目薬はOK?NG?

コンタクトをつけたまま目薬をさしてもいいのか、迷う人は多いでしょう。

結論から言うと、目薬によってはNGのものもあるため、注意が必要です。

目薬がコンタクトレンズに与える影響には、以下のようなものがあります。

 

1.防腐剤がレンズに吸着しやすい

多くの目薬には、細菌の繁殖を防ぐための防腐剤が含まれています。

しかし、ソフトコンタクトレンズは防腐剤を吸収しやすく、目に刺激を与える原因になることがあります。

そのため、コンタクト装着中に点眼する場合は、「防腐剤フリー」または「コンタクト装着時OK」と明記されている目薬を選ぶことが大切です。

防腐剤がレンズに吸着すると目に刺激を与える原因に。コンタクト装着中は、防腐剤フリーやコンタクト用の目薬を選びましょう。

 

2.メントールの強さに注意

メントールが配合された目薬は、さした瞬間のスースー感が心地よく、かゆみを和らげる効果が期待できます。

しかし、メントールの強さによっては目に刺激を感じたり、涙が増えて目薬が流れやすくなることがあります。

特に、花粉症の影響で目が敏感になっている場合ドライアイの人は、強い清涼感が逆に負担になることもあるため注意が必要です。

メントールの強さは商品ごとに異なるため、「爽快感レベル」などの表示がある場合は、事前にチェックして自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

スースー感、気持ちいいけど油断大敵!強すぎると涙ボロボロで、目薬したのに全部流れる説…!

「普通の目薬」と「コンタクトOKの目薬」の違い

目薬にはさまざまな種類がありますが、コンタクトを装着したまま使用できるものと、そうでないものがあります。

その違いを知っておくと、花粉症の時期でも安心して目薬を使えるようになります

 

普通の目薬(コンタクト非対応)

・防腐剤が含まれている(長期間の使用には向いているが、レンズに影響を与える)
・メントールや刺激成分が強めのものが多い
・コンタクトの上に薬液がとどまりやすく、レンズが変形することもある

なるほど!普通の目薬をさすとレンズが変形することもあるのか…知らなかったけど、結構大事なポイントだね。

 

コンタクトOKの目薬

・防腐剤フリーまたは低刺激処方
・涙に近い成分で構成されているため、レンズに影響を与えにくい
・コンタクト装着時でも快適に使用できる

このように、目薬の成分や処方の違いによって、コンタクトレンズへの影響が変わるため、目薬選びには慎重になる必要があります。

花粉症対策として目薬を使う場合は、「コンタクトレンズ装着時でも使用可」と書かれているものを選ぶのがベストです。

花粉症で目薬が欠かせないなら、コンタクトOKのものを選ぶのが正解!レンズも目も快適に保とう!

 

花粉症シーズンにコンタクトレンズを装着していると、目のかゆみや乾燥、充血などの症状が悪化しやすくなります。

特にソフトコンタクトレンズは花粉を吸着しやすく、裸眼の人よりも目のトラブルが起こりやすいため、適切な目薬を選ぶことが重要です。

目薬の成分や防腐剤の有無を確認し、コンタクト装着中でも快適に使えるものを選ぶことで、花粉症シーズンの快適さが変わります

次の章では、具体的にどんな目薬を選べばいいのか、成分や効果を詳しく掘り下げていきます

自分に合った目薬を見つけるために、ぜひ続きをチェックしてみてください!

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第2章:コンタクトOKの花粉症目薬を選ぶ3つのポイント

花粉症の時期、コンタクトをつけていると目のかゆみや乾燥、充血がいつも以上に気になるものです。

「目薬を買いたいけど、どれを選べばいいのかわからない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

そんな時に役立つのが、「コンタクトOKの花粉症目薬」を選ぶための3つのポイントです。

ここでは、防腐剤の有無、成分、容器の使いやすさに注目し、自分にぴったりの目薬を選ぶ方法を解説します。

1.防腐剤フリーまたは低刺激成分のものを選ぶ

防腐剤入りの目薬がNGな理由

目薬には細菌の繁殖を防ぐために、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)が含まれているものがあります。

これは長期間保存するのには便利ですが、ソフトコンタクトレンズを使用している人にとっては要注意です。

防腐剤がレンズに吸着しやすく、刺激を感じることがある
目の粘膜を傷つけるリスクがある
ドライアイの悪化につながることがある

特にソフトコンタクトレンズは水分を多く含むため、防腐剤を吸着しやすい性質があります。

そのため、コンタクト装着時の点眼は、防腐剤フリー(または低刺激処方)の目薬を選ぶのが基本です。

目にいいと思ってさしたら、防腐剤のせいで逆にツラい…!コンタクトの人はちゃんと防腐剤フリーを選ぼう!

 

防腐剤入りでもOKなケースとは?

「防腐剤が入っている目薬はすべてNG?」と思うかもしれませんが、例外もあります。

例えば、ハードコンタクトレンズは素材的に防腐剤を吸着しにくいため、防腐剤入りの目薬でも問題ない場合が多いです。

また、コンタクトを外した後に使う場合は、通常の目薬でもOKです。

寝る前にしっかりかゆみを抑えたい場合などは、あえて防腐剤入りの目薬を選ぶのもよいでしょう。

防腐剤入りでもOKな場合も!コンタクトを外した後や寝る前なら、通常の目薬を使うのもアリだね!

2.症状に合った成分をチェック

「花粉症用の目薬ならどれでもOK」と思っていませんか?

実は、目薬には症状ごとに適した成分が含まれており、選び方を間違えると効果が十分に発揮されないこともあります。

自分の症状に合った成分をチェックして、最適な目薬を選びましょう。

 

かゆみが気になる場合

花粉症による目のかゆみは、ヒスタミンという物質が原因です。

ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こし、目の粘膜を刺激することでかゆみや炎症を発生させます。

かゆみに効果的な成分

・クロルフェニラミンマレイン酸塩

抗ヒスタミン成分が含まれた目薬は、かゆみの発生を抑えてくれるため、花粉症シーズンには欠かせない存在です。

ただし、即効性はあるものの、持続時間が短めのものも多いので、1日数回こまめに点眼するのがポイントです。

かゆい!こすりたい!でもこすると悪化…ここは冷静に抗ヒスタミン目薬で対抗だね!

 

目の乾燥が気になる場合

花粉症の影響で涙のバランスが崩れ、目の乾燥が気になる人も多いでしょう。

また、コンタクトレンズをつけていると、涙がレンズの下に流れ込みにくくなるため、より一層乾燥を感じやすいのが特徴です。

乾燥対策におすすめの成分

・ヒアルロン酸ナトリウム(保水力が高い)
・コンドロイチン硫酸ナトリウム(角膜保護効果がある)
・人工涙液(涙に近い成分で、うるおいを補給)

ドライアイ対策として、目にやさしい人工涙液タイプの目薬を選ぶと、長時間のコンタクト装着でも快適に過ごせます。

3.使い捨てタイプ or ボトルタイプを選ぶ

目薬には使い捨てタイプ(1回使い切り)とボトルタイプの2種類があります。

どちらを選ぶかは、使いやすさや衛生面を考慮して決めるのがおすすめです。

 

使い捨てタイプのメリット・デメリット

◎メリット

・防腐剤フリーのものが多い
・持ち運びに便利
・毎回清潔な状態で使える

×デメリット

・1回あたりのコストがやや高い
・開封後すぐに使い切らなければならない

「外出先で使うことが多い」「防腐剤フリーの目薬を選びたい」という人にはぴったりです。

持ち運びやすく防腐剤フリーで安心。ただし、やや高コストで開封後の使い切りが必須です。

 

ボトルタイプのメリット・デメリット

◎メリット

・コストパフォーマンスが良い
・長期間使える
・種類が豊富で、自分に合ったものを選びやすい

×メリット

・開封後は徐々に効果が薄れる
・防腐剤が入っているものが多い

「毎日使うのでコスパを重視したい」「家でじっくりケアしたい」という人には、ボトルタイプがおすすめです。

 

コンタクトOKの花粉症目薬を選ぶ際は、防腐剤の有無・症状に合った成分・使いやすい容器の3つを意識することが大切です。

特に、ソフトコンタクトを使っている人は防腐剤フリーの目薬を選ぶのが基本です。

また、かゆみ・乾燥などの症状に合った成分をチェックすることで、より効果的に目をケアできます。

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第3章:症状別おすすめ花粉症目薬9選!

花粉症シーズンになると、目のかゆみ・乾燥・異物感などの症状に悩まされる人が多いです。

しかし、コンタクトを装着していると、「どの目薬を選べばいいの?」と迷ってしまうことも。

そこで今回は、コンタクトOKの花粉症目薬を9つ厳選!

それぞれの症状に合わせて、薬剤師視点でおすすめの目薬を紹介します。

【かゆみがひどい人向け】抗ヒスタミン成分配合の目薬

花粉症による目のかゆみは、ヒスタミンというアレルギー物質が原因です。

ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン成分配合の目薬を選ぶことで、かゆみを抑えることができます

《おすすめ目薬》

1.スマイルコンタクトEX AL-Wクール

有効成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン)、グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症)
特徴:ソフト・ハードコンタクト装着中OK、防腐剤フリー
おすすめポイント:スッキリとした爽快感で、かゆみを和らげる

 

2.ロートアルガードコンタクトa

有効成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン)、コンドロイチン硫酸ナトリウム(角膜保護)
特徴:コンタクト装着中OK、クール感控えめで優しい使い心地
おすすめポイント:防腐剤フリーで、花粉で荒れた目にも安心

【乾燥&異物感がつらい人向け】人工涙液・ヒアルロン酸系目薬

花粉症の影響で涙の量が減ると、目の乾燥や異物感を感じやすくなります。

人工涙液ヒアルロン酸配合の目薬を選ぶと、長時間コンタクトをしていても快適に過ごせます

《おすすめ目薬》

3.ソフトサンティア

有効成分:塩化カリウム・塩化ナトリウム(人工涙液)
特徴:防腐剤フリー、すべてのコンタクトレンズ対応
おすすめポイント:涙に近い成分で、目の乾燥をやさしく潤す

 

4.ヒアレインS

有効成分:ヒアルロン酸ナトリウム(保水成分)
特徴:防腐剤フリー、コンタクト装着時の乾燥対策に最適
おすすめポイント:潤いを長時間キープし、ゴロゴロ感を軽減

【コンタクト装着中におすすめ】負担の少ない目薬

コンタクトレンズ装着中に点眼できる目薬の多くは、防腐剤フリーまたは低刺激処方になっています。

特に、花粉症シーズンは目が敏感になりがちなので、できるだけ負担の少ない目薬を選ぶのがおすすめです。

また、角膜保護成分(コンドロイチン硫酸エステルナトリウムなど)や、涙の蒸発を防ぐ成分が入ったものを選ぶと、より快適に過ごせます。

《おすすめ目薬》

5.ティアーレコンタクトアルショット

有効成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
特徴:1回使い切りタイプ、防腐剤フリー、すべてのコンタクトレンズ対応
おすすめポイント:花粉症シーズンの持ち運びに便利で、いつでも清潔に使える

 

6.ロートCキューブプレミアムモイスチャー

有効成分:コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(角膜保護)、ヒプロメロース(保湿成分)
特徴:ソフト・ハード・使い捨てコンタクトすべてに対応、角膜を保護する成分を配合
おすすめポイント:乾燥+異物感が気になる人向け、しみない優しい使い心地

 

7.ソフトサンティアひとみストレッチ

有効成分:ビタミンB12(シアノコバラミン)、ネオスチグミンメチル硫酸塩(ピント調節機能改善)
特徴:防腐剤フリー、すべてのコンタクトレンズ対応
おすすめポイント:ピント調節機能をサポートし、目の疲れもケアできる

【「目の疲れ」もケアしたい人向け】ビタミン配合の目薬

花粉症の時期は、目のかゆみだけでなく、疲れやかすみを感じることもあります

そんな時は、ビタミンB群などが配合された目薬を選ぶと、目の健康をサポートしてくれます

《おすすめ目薬》

8.サンテPC コンタクト

有効成分:ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ネオスチグミンメチル硫酸塩(ピント調節機能改善)
特徴:コンタクト装着中OK、ブルーライトによる疲れ目にも対応
おすすめポイント:花粉症+目の疲れの両方にアプローチできる

 

9.ロートデジアイコンタクト

有効成分:硫酸亜鉛水和物、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ネオスチグミンメチル硫酸塩(ピント調節機能改善)
特徴:防腐剤フリー、ブルーライトやコンタクトによる目の疲れを軽減
おすすめポイント:スマホやパソコン作業で目のピント調節が疲れやすい人向け

 

花粉症の目の症状は、かゆみ・乾燥・異物感・疲れなど、人によって異なります。

コンタクトOKの目薬を選ぶ際は、症状に合った成分をチェックするのが大切です。

特に、花粉症シーズンは目の乾燥も進みやすいため、人工涙液やヒアルロン酸配合の目薬を上手に活用するのがおすすめ

今回紹介した目薬を参考に、自分にぴったりの1本を見つけてください!

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第4章:コンタクトユーザーのための目薬の正しい使い方

花粉症シーズンになると、目薬を使う機会が増えます。

しかし、「コンタクトをしたまま点眼してもいいの?」目薬をさした後、すぐにまばたきしていいの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

実は、間違った点眼方法を続けると、目薬の効果が半減したり、コンタクトの寿命を縮める原因にもなります。

そこで今回は、コンタクトユーザーが知っておくべき正しい目薬の使い方とNG習慣を詳しく解説します。

目薬をさす前に「やるべきこと」とは?

目薬を使う前に、以下のポイントを確認しましょう。

 

手をしっかり洗う
・汚れた手で点眼すると、目に細菌が入る可能性がある

目薬の種類を確認する
・コンタクト装着中に使用できるか、パッケージや成分をチェック

コンタクトレンズの種類を確認する
・ハード・カラーコンタクトなど、対応が異なる

目薬の使用期限を確認する
・開封後1か月以上経ったものは効果が落ちることがある

 

特に、コンタクトOKの目薬かどうかの確認は重要です。

防腐剤入りの目薬を誤って点眼すると、レンズが変形したり、目がしみることがあるため注意が必要です。

つい面倒で手を洗わずに目薬をさしてしまう人、いませんか?意外と手にはホコリや雑菌がついているので要注意です!

コンタクト装着中でもOKな目薬のさし方

「目薬をさしても、すぐにこぼれてしまう…」

「点眼するとき、どこを見ればいいの?」

こんな悩みを持つ人のために、目薬がしっかり目に入る「正しい点眼方法」を紹介します。

 

上を向いて、まばたきは最小限!

目薬をさすときは、顔を上に向けて、できるだけ目を開けた状態をキープしましょう。

このとき、下まぶたを軽く引いて、目尻側に1滴垂らすのがポイントです。

・目薬をさした後、まばたきをせずに2〜3秒間目を閉じる

・ティッシュで軽く押さえて、目の周りについた余分な薬液を拭き取る

 

まばたきのコツ

・目薬をさした直後にパチパチしない

ゆっくりと1〜2回まばたきして、薬液を目全体になじませる

ボクもついパチパチしちゃいますが、それだとせっかくの目薬が流れてしまってもったいないよね!

目薬の「NG習慣」5選!やってない?

目薬をさす習慣はあっても、やり方が間違っていると、むしろ逆効果になることもありpます。

特に、以下の5つのNG習慣に当てはまる人は、今日から改善しましょう。

 

コンタクトの上から直接ベタベタ点眼

コンタクト装着中の目薬はOKでも、大量に点眼しすぎるのはNG!

レンズが薬液を吸収してしまい、視界がぼやけたり、成分が目に留まりすぎることがあります。

1回1滴で十分それ以上は流れ落ちて無駄になるだけ

なるほど!目薬のつけすぎは逆効果か…視界がぼやけるし、結局ムダになるなら1滴で十分だね!

 

目薬をつけたあとにすぐにまばたき

目薬をさしてすぐにパチパチすると、せっかくの薬液が目から流れ出てしまいます。

「もったいない…!」と思ったら、さした後に2〜3秒は目を閉じてキープしましょう。

 

使いすぎて目が慣れてしまう

「花粉症の時期は、何回も目薬をさしてしまう…」そんな人は要注意!

目薬のさしすぎで、涙の分泌が減ってしまうこともあるため、用法・用量を守ることが大切です

・1日5〜6回までにとどめる(用法を守れば、効果はしっかり発揮される)

 

1本を長期間使い続ける

開封後の目薬は、1か月を目安に使い切るのがベスト!

古い目薬は雑菌が繁殖している可能性があるため、長期間使うのはNGです。

・1か月以上経った目薬は、思い切って交換する

目薬ってずっと使えそうだけど、意外と寿命短いんだね…1か月過ぎたら迷わず交換しよう!

 

使い終わった後にすぐコンタクトを装着する

コンタクトNGの目薬をさした場合、すぐにレンズを装着すると、成分がレンズに付着してしまいます。

目薬をさした後は、最低5分は間隔をあけてから装着するようにしましょう。

目薬をさした後に注意すべきポイント

目薬をさした後のケアも、意外と重要です!

余分な薬液はティッシュで拭き取る(目の周りに流れた薬液を放置すると、肌が荒れることも)

コンタクトNGの目薬をさした後は、最低5分はコンタクトを装着しない

1日5〜6回以上はささない(使いすぎ注意)

特に、コンタクトレンズを装着する人は、目薬をさした後にすぐコンタクトを入れないことが重要です。

 

目薬を正しく使わないと、効果が十分に発揮されません。

特にコンタクトユーザーは、点眼の仕方やタイミングを誤ると、レンズの汚れや目の負担につながるため注意が必要です。

さす前に手を洗い、コンタクトOKの目薬かを確認しましょう。

点眼後はすぐにまばたきをせず、2〜3秒目を閉じてなじませることがポイントです。

使いすぎは逆効果になるため、1日5〜6回までに抑え、開封後1か月を目安に交換することも忘れずに。

正しい使い方を守って、花粉シーズンも快適に乗り切りましょう!

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第5章:花粉症シーズンのコンタクト対策と快適な過ごし方

花粉症シーズン、目のかゆみや充血がひどくなり、コンタクトの装着がつらいと感じる人も多いでしょう。

「花粉の時期はコンタクトをやめたほうがいいの?」

「メガネに切り替えたほうが楽?」

こんな疑問を持つ人のために、コンタクトユーザーが花粉症シーズンを快適に乗り切るための対策を紹介します。

コンタクト×花粉症の組み合わせ、実は厳しい?

コンタクトレンズを装着していると、目が乾燥しやすくなり、花粉の影響を受けやすくなります。

レンズの表面には花粉や汚れが付着しやすく、通常よりも目がかゆくなったり、異物感を感じたりすることが増えるのが難点です。

特にソフトコンタクトレンズは水分を多く含むため、花粉が付着しやすく、目の中にとどまりやすい傾向があります。

そのため、花粉症シーズンは普段以上にレンズケアを徹底し、目薬やアイケアを併用することが大切です。

やっぱりコンタクトって花粉付きやすいんだな~。花粉症シーズンは、こまめにケアしないと大変そう!

「メガネに切り替えたほうがいい」は本当?

「花粉の時期はコンタクトをやめて、メガネにしたほうがいい」と言われることがありますが、これは理にかなっています。

メガネをかけることで、花粉が目に直接入るのを防ぐ効果が期待できます。

特に、花粉対策用のゴーグル型メガネを使うと、目の周りのガード力が格段にアップします。

ただし、仕事やライフスタイルの関係で、どうしてもコンタクトが必要な人もいるでしょう。

その場合は、ワンデータイプの使い捨てコンタクトを活用するのがおすすめです。

使い捨てコンタクト(ワンデー)は効果的?

花粉症シーズンにおすすめなのが、1日使い捨てタイプ(ワンデー)のコンタクトレンズです。

通常のソフトコンタクトは毎日洗浄して使い回すため、レンズに花粉や汚れが蓄積する可能性があります。

一方で、ワンデーコンタクトは毎日新しいレンズに交換できるため、レンズに付着した花粉を翌日に持ち越さないのが大きなメリットです。

また、レンズの清潔さを保てるので、目のトラブルを軽減しやすいという点も魅力です。

「花粉症シーズンだけワンデーに切り替える」というのも、快適に過ごすための一つの選択肢です。

ワンデーコンタクト、花粉症シーズンにはかなり効果的!毎日新品にできるから、レンズに花粉をためこまないのが嬉しいポイントだね!

目薬以外にできる花粉症対策(アイケア編)

目薬と併用することで、さらに快適に過ごせる花粉対策を紹介します。

 

花粉がつきにくいメガネを活用する

普段コンタクトを使う人も、花粉の飛散が多い日はメガネを活用するのがおすすめです。

・花粉対策メガネ(サイドガード付きのもの)を使うと、花粉の侵入を約6〜7割カットできる

・眼鏡のレンズに花粉防止コーティングを施すと、花粉が付着しにくくなる

メガネを使うだけで、目への花粉の影響を大幅に軽減できます。

 

帰宅後の目の洗浄&スキンケア

帰宅後は、目や顔についた花粉をしっかり落とすことが重要です。

1.目の洗浄
花粉が目に入ったままだと、症状が悪化することがあります。
防腐剤フリーの人工涙液や目の洗浄液を使い、やさしく花粉を流しましょう。

2.顔の洗浄&スキンケア
目の周りについた花粉が残ると、寝ている間に目に入ることがあります。
帰宅後は顔をしっかり洗い、保湿ケアを忘れずに

 

室内での花粉対策(空気清浄機、加湿器など)

家の中でも、花粉は意外と侵入してきます。

室内での花粉対策もしっかり行いましょう。

1.空気清浄機を活用する
花粉をしっかりキャッチするHEPAフィルター搭載の空気清浄機を使うと効果的です。

2.加湿器で花粉を抑える
室内の湿度を上げることで、花粉を床に落とし、空気中に舞い上がるのを防ぐことができます。

3.こまめに掃除する
床やカーペットに落ちた花粉は、掃除機をかける前に水拭きすると、舞い上がるのを防げます。

 

花粉症シーズンにコンタクトを使う場合は、目薬だけでなくレンズの選び方やアイケアを工夫することが重要です。

コンタクトよりもメガネのほうが花粉の影響を受けにくく、特に花粉対策用のメガネを活用すると、目へのダメージを軽減できます。

どうしてもコンタクトを使いたい場合は、ワンデータイプの使い捨てコンタクトを選ぶと、清潔さを保ちやすく快適に過ごせます。

また、帰宅後は目の洗浄やスキンケアを行い、室内の花粉対策もしっかり取り入れることで、より快適に花粉シーズンを乗り切ることができます。

まとめ

●花粉症シーズンのコンタクトは花粉が付着しやすい
ワンデーコンタクトや花粉対策メガネを活用すると負担が軽減できる

●目薬はコンタクト対応の防腐剤フリーを選ぶ
目の刺激を抑え、安全に使用できる

●症状に合わせた目薬を選ぶことが大切
かゆみには抗ヒスタミン、乾燥にはヒアルロン酸、疲れにはビタミン配合を

●目薬の使い方を誤ると効果が半減する
まばたきを控え、正しい方法で点眼することが重要

●目薬だけでなく、花粉対策も併用する
帰宅後の洗顔・アイケア、室内の空気清浄機や加湿器で花粉を減らす

 

花粉症シーズンにコンタクトを使い続けたいなら、目薬選びと花粉対策の両方を意識することが大切です。

「とりあえず目薬をさせば大丈夫」と思っていると、レンズの汚れや花粉の付着によって、かえって目の不快感が増すこともあります。

ワンデーコンタクトを活用しつつ、防腐剤フリーの目薬を選び、正しい点眼方法を実践するだけでも、目の負担は大幅に軽減できます。

さらに、帰宅後の洗顔や部屋の花粉対策をプラスすることで、目のトラブルを最小限に抑えることができます。

少しの工夫で快適に過ごせるので、ぜひ今日から実践してみてください!