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更新日:2025/01/10

冬場に多いかかとのひび割れ、原因とおすすめケアアイテムを徹底解説!

冬になると目立つかかとのひび割れ。

 

「乾燥が原因なのは分かっているけれど、どうケアすれば?」と悩む方も多いはずです。

 

この記事では、ひび割れの原因を詳しく解説し、自宅で簡単にできる改善方法とおすすめアイテムを紹介します。

薬剤師ライター クロロボ
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第1章:なぜ冬にかかとのひび割れが増えるのか?

冬になると、「かかとのひび割れ」が気になる方も多いのではないでしょうか。

痛みや不快感を伴うこのトラブル、実は冬特有の環境や体の仕組みが深く関係しています。

今回は、かかとのひび割れが増える原因を掘り下げながら、その対策を考えてみましょう。

冬特有の原因: 乾燥と冷えが大敵

冬といえば、空気の乾燥が真っ先に思い浮かびますよね。

実際、冬の湿度は夏の半分以下になることもあり、肌がカサつきやすい時期です。

さらに、体が冷えることで血行が悪くなり、足元の皮膚に必要な栄養や水分が届きにくくなります。

特に、足裏には皮脂腺がないため、元々乾燥しやすい部位です。

乾燥や血行不良が続くと、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が乱れます。

その結果、古い角質が蓄積し、硬くなった皮膚に亀裂が入ることでひび割れが起きるのです。

足裏に皮脂腺がないって、ちょっと驚きですよね!知らないとケアが遅れそう。

一年中の対策が必要な理由

意外かもしれませんが、冬だけでなく夏の冷房も乾燥の一因です。

冷房の効いた部屋で長時間過ごすと、肌から水分が奪われてしまいます。

冷え性の方は一年中足先の血行が悪いことが多く、ひび割れのリスクが高くなります。

こうした環境要因から、かかとのケアは季節を問わず継続することが大切です。

冷房も乾燥の原因になるなんて、夏だから大丈夫と思いがちですよね。

 

冬場のケアを徹底しよう

冬は特に乾燥がひどくなるため、保湿ケアを徹底することが大切です。

入浴後に保湿クリームを塗る、靴下を履いて潤いを閉じ込めるなど、日々のケアが重要になります。

さらに、湯船にゆっくり浸かることで血行を促進し、肌のターンオーバーを整えるのも効果的です。

一見、小さな問題に思える「かかとのひび割れ」ですが、放置すると痛みや感染症につながることもあります。

今からでもしっかり対策して、冬の間も快適に過ごしましょう!

次の章では、生活習慣がどのようにかかとのひび割れを引き起こすかについて詳しく解説します。

ぜひ引き続きお読みください!

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第2章:かかとのひび割れを引き起こす生活習慣

「かかとのひび割れ」は乾燥だけが原因ではありません。

実は、普段の生活習慣がひび割れを招く大きな要因となっています。

あなたの毎日の行動が、かかとに負担をかけているかもしれません。

ここでは、ひび割れを引き起こす習慣とその改善方法を詳しく見ていきましょう。

摩擦や刺激が角質を厚くする原因に

かかとは、体重を支えるために常に負荷がかかる部位です。

そのため、外部からの摩擦や刺激によって、皮膚が自分を守ろうとし、角質が厚く硬くなることがあります。

例えば、靴のサイズが合っていない場合、靴の内側と足が擦れ続けることで、角質が厚くなる可能性があります。

また、硬い床を裸足で頻繁に歩くことも、かかとへの刺激を強める要因となります。

さらに、靴下や靴の素材も重要です。

硬い素材の靴や、通気性の悪い靴下を長時間履くと、足が蒸れて乾燥し、ひび割れのリスクを高めることがあります。

靴のサイズが少しでも合っていないと、意外なほど負担がかかるんですよね!

立ち仕事やヒールがもたらす負荷

長時間の立ち仕事は、足にかかる体重の負荷を増加させます。

特にかかとは、体重を直接支える部位のため、日常的に硬化しやすい部位です。

また、ヒールを履く習慣が多い方は、かかとへの圧力がさらに集中し、ひび割れを引き起こすリスクが高まります。

ヒールの高さが高ければ高いほど、体重が足の一部に偏り、かかとの皮膚が硬化しやすいです。

こうした状況では、ただの保湿ケアだけでは十分でなく、体重の負荷を軽減する特別な対策が必要です。

改善方法: 足を優しく守る習慣を取り入れよう

かかとのひび割れを防ぐには、足にかかる負担を減らすことが大切です。

以下の方法を参考にしてください:

1.足に合った靴を選ぶ
靴のサイズが合っていないと摩擦が増え、角質が厚くなります。
ショップで足のサイズを正確に測り、自分にフィットする靴を選びましょう。

2.クッション性の高いインソールを使う
足にかかる体重の衝撃を和らげるインソールを活用することで、かかとの負担を軽減できます。
特に立ち仕事をする方や長時間歩く方には必須アイテムです。

3.柔らかい素材の靴下を選ぶ
綿や絹など、通気性が良く足に優しい素材を選ぶと摩擦を減らせます。

4.裸足を控える
自宅でもスリッパや室内履きを使い、かかとへの直接的な刺激を減らすようにしましょう。

裸足がリラックスできると感じるのに、かかとには逆効果なんですね!

日常の些細な行動が、かかとの健康状態に大きく影響します。

生活習慣を少し見直すだけで、ひび割れ予防に大きな効果が期待できます。

無理のない範囲で習慣を改善し、ひび割れに強い足を目指しましょう。

次の章では、自宅でできる簡単なケア方法についてご紹介します。

引き続きお楽しみください!

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第3章:自宅でできるかかとの簡単ケア5ステップ

かかとのひび割れを改善するには、特別な道具や高額な製品が必要だと思っていませんか?

実は、自宅でできる簡単なケアを継続するだけで、かかとの状態は大きく改善します。

ここでは、5つのステップに分けて、自宅でできる具体的なケア方法をご紹介します。

1.入浴: 角質を柔らかくするためにぬるま湯に浸かる

まず最初に、40℃以下のぬるま湯に10分ほど浸かりましょう

熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂を奪ってしまうため逆効果です。

ぬるま湯に浸かることで、角質が柔らかくなり、次のケアがより効果的になります。

特に冷え性の方は、かかとを軽くマッサージしながら入浴すると血行が促進されます。

お風呂の時間が取れない場合は、足湯でも代用可能です。

ボクも足湯を試してみましたが、リラックス効果もあっておすすめです!

2.保湿: 入浴後の保湿がひび割れ改善の鍵

入浴後は肌がしっとりしているため、保湿ケアの絶好のタイミングです。

ユースキンワセリンなどの保湿剤を使用して、かかとに潤いを閉じ込めましょう

保湿剤は人差し指の第一関節程度の量を取り、両手で温めながらかかと全体に優しく塗り広げます。

尿素配合のクリームは、硬くなった角質を柔らかくする効果がありますが、深いひび割れがある場合は刺激になる可能性があるため注意が必要です。

3.靴下の使用: 潤いを閉じ込めて血行も促進

保湿剤を塗った後は、靴下を履いて潤いを閉じ込めましょう。

特に綿や絹など、通気性が良く肌に優しい素材の靴下がおすすめです。

靴下を履くことで、保湿成分をしっかりと肌に浸透させるだけでなく、かかとの乾燥や外部刺激を防ぐ効果も期待できます。

また、夜に靴下を履いて眠ると、寝ている間のターンオーバーが促進され、朝にはより柔らかいかかとを実感できるでしょう。

4.角質ケア: 優しくケアして健康な肌を維持

軽石やピーリング剤を使った角質ケアは、週1回程度を目安に行いましょう。

頻繁に削りすぎると、必要な皮膚まで削ってしまい、逆に乾燥を悪化させる可能性があります。

また、角質を削る際は必ずお風呂上がりなど角質が柔らかい状態で行うのがポイントです。

削り終わった後には保湿を忘れずに。

削りすぎると逆効果だなんて、知らなかった方も多いのでは?

5.栄養補給: 内側からもサポートを忘れずに

外側からのケアだけでなく、栄養面でのサポートも重要です。

ビタミンEやコラーゲンを含む食品を積極的に摂取することで、皮膚の再生力が高まり、乾燥を防ぐ効果が期待できます。

ビタミンEはアーモンドやほうれん草に多く含まれています。

また、コラーゲンを摂取するには、鶏の皮や魚のゼラチン質がおすすめです。

食事の見直しは、健康的な肌だけでなく全身の美容や健康にも良い影響を与えます。

 

これらの5つのステップを日々の生活に取り入れることで、かかとのひび割れは大きく改善します。

特別な道具や手間は必要ありません。

自宅でできる簡単なケアを継続し、健康で美しいかかとを目指しましょう!

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第4章:プロがおすすめするかかとケアアイテム3選

かかとのひび割れは、適切なアイテムを使用することで改善がぐっと早まります。

ここでは、プロの視点で厳選した3つのおすすめアイテムをご紹介します。

いずれも自宅で簡単に取り入れられる製品ばかりですので、ぜひ参考にしてください!

1.ユースキン(指定医薬部外品)

特徴:
ユースキンは、グリチルレチン酸とビタミンEが配合されており、ひび割れた肌の炎症を抑えながら保湿力を高めます。
特に乾燥によるカサつきやひび割れがひどい場合に、優れた効果を発揮します。

おすすめポイント:
・テクスチャーが柔らかく、肌になじみやすいので日中のケアにも使用しやすいです。
・べたつきが少なく、夜に塗っても快適に過ごせます。

ボクも冬場には必ずユースキンを使っていますが、ひび割れが気にならなくなりました!

2.プロペトピュアベールa

特徴:
プロペトピュアベールaは、純度の高い白色ワセリンを使用しており、乾燥を防ぎながら潤いをしっかり閉じ込めます。
刺激が少ないため、敏感肌や赤ちゃんの肌にも使用できるほどの優しさが特徴です。

おすすめポイント:
・皮膚に直接バリアを作ることで、水分の蒸発を防ぎ、かかとをしっとりと保ちます。
・他のクリームと併用して、仕上げに塗ることで保湿効果をさらに高めることができます。

使用のヒント:
寝る前に塗った後、靴下を履いて潤いを閉じ込めると、翌朝しっとりとしたかかとを実感できます。

3.フェルゼアHA20クリーム

特徴:
尿素が20%配合されており、硬くなった角質を柔らかくする効果があります。
長年溜まった角質によるカサつきやゴワつきを解消し、滑らかなかかとに導きます。

おすすめポイント:
・ひび割れの原因となる角質を柔らかくするため、ひび割れ予防にも適しています。
・硬くなった足裏全体にも使用できるため、幅広いケアが可能です。

注意点:
尿素成分はひび割れが深い場合や傷がある場合、刺激を感じることがあります。
使用の際は、少量を試して肌の様子を見ながら進めることをおすすめします。

Creams containing urea are convenient, but you need to be careful when using them.

 

ひび割れたかかとを改善するためには、自分の肌の状態に合ったアイテムを選ぶことが重要です。

乾燥がひどい場合にはユースキン、敏感肌の方にはプロペトピュアベールa、硬い角質にはフェルゼアHA20クリームといった具合に使い分けてみましょう。

どれも手に取りやすい価格で、ドラッグストアやオンラインショップで購入可能です。

日々のケアに取り入れて、ツルツルのかかとを目指してください!

まとめ

・冬場のかかとのひび割れは、乾燥や冷えが主な原因
皮脂腺がない足裏は特に乾燥しやすく、日常のケアが重要。

・生活習慣も見直しポイント
サイズの合った靴や柔らかい素材の靴下を選び、摩擦や刺激を減らす工夫をすることが大切。

・自宅ケアの5ステップを習慣化することで改善可能。
入浴で角質を柔らかくし、保湿、靴下の使用、適度な角質ケア、栄養補給を継続的に行う。

・おすすめアイテムを使い分けると効果的。
ユースキン、プロペトピュアベールa、フェルゼアHA20クリームなど、自分の肌状態に合ったものを選ぶ。

・NG行為を避け、正しいケアを心がける
削りすぎや刺激の強い製品の使用には注意。

 

かかとのひび割れは「よくあるトラブル」として軽視されがちですが、日常生活に支障をきたすこともある厄介な症状です。

適切なケアを続ければ改善可能である一方、ケアを怠ると悪化してしまうリスクも高いです。

この記事を通して、ひび割れ対策に必要な知識と実践法をお伝えしました。

ぜひ今日からご自身の足元を見直し、ケアを始めてみてください。

 

《参考資料》
ユースキン | 製品情報
プロペトピュアベールa | 製品情報
フェルゼアHA20クリーム | 製品情報