クリーム剤、ゲル剤、チック剤

必要な分だけ患部に塗って使用します。「有効成分を塗り込んだほうが効く気がする」「服の上から湿布が見えるのが嫌だ」という方は選んでみてください。

クリーム剤

クリームはしっとりとしています。油分を含んでいることから、皮膚から吸収されやすい点が特徴でしょう。
油分が含まれているので伸びがよく、マッサージしながら患部に塗り込むことができます。
ややベタつきがあることがデメリットです。塗った後の手がぬるつく感じがし、気になってしまう方もいるでしょう。



ゲル剤

ゲルは、透明でゼリーに近いような剤形です。水分を多く含んでいるため、塗ったときに清涼感を得られます。
ゲルのメリットは、塗るときに液だれしにくいことです。基剤にアルコールが含まれていることもあり、塗ると清涼感があります。ひんやりした使い心地の方に向いている剤形です。
アルコールが含まれているため、人によっては皮膚に刺激を感じることがあります。また、すりこんで塗ると、モロモロとした固まりが出てくるためしっかり塗り込みたい方には向いていません。



チック剤

チックとは、ゲルを固形状に固めたものです。必要な分だけをくり出して使用します。
リップクリームのように必要な分だけをくり出し、そのまま患部に塗って使用するため手を汚しません。
ゲルやクリームに比べると伸びがよくないため、広範囲に使う場合は塗りづらさを感じる場合があります。また、商品自体が大きめに作られていることもあり保管や持ち運びの際にかさばってしまうこともあるでしょう。

詳しくは、痛み止めの塗り薬の剤形についてのコラムもご参照ください。