エタノール

最もよく用いられるのは、エタノール、いわゆる「アルコール消毒」のことです。エタノールは細菌やウイルスの消毒に使えます。(表1.)ただし、ノロウイルス・ロタウイルスを完全に失活させることはできません。すぐに石鹸での手洗いができない場合の応急対処的な使用にとどめてください。
有効性・安全性が確認されているのは、エタノール濃度が70%〜95%の製品だけ。できるだけ70%以上の製品を選ぶようにしましょう。
また、手を石鹸で洗った後にエタノールで消毒をする必要はありません。石鹸で手洗いをした後に残っている水分でエタノールの濃度が薄まって効果が落ちるだけでなく、両方を使うことで手荒れが起こる可能性が高まります。

詳しくは、消毒液(外傷を除く)のコラムもご参照ください。