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更新日:2022/10/06

ひび、あかぎれは我慢せずしっかり治そう!塗り薬、保湿剤、絆創膏それぞれのおすすめもご紹介!

冬場になると起こる手のひび、あかぎれ。

顔をしかめたくなるような痛みがあっても、なかなか原因となる水仕事を止められない場合も多く、辛いですよね。

特に昨今は新型コロナウイルスの流行もあり、手指消毒を頻繁にすることで手が乾燥し、ひび、あかぎれに悩まされる人も増えています。

そんな辛いひび、あかぎれに対しては市販薬で対応することが可能です。

このコラムではひび、あかぎれの基本的な知識から予防法、おすすめの市販薬まで幅広くお伝えさせていただきます。

監修薬剤師 ハラクロ
薬剤師ライター ひまわりうさぎ

ひび、あかぎれとは?その原因とは?

「ひび」とは言葉の通り、皮膚が軽くひび割れている状態のことを指します。
主に手やかかとなどで起こりやすく、皮膚が硬くなったような感触になり、赤みやかゆみ、痛みが現れてきます。
また、医学的にはっきりした定義はありませんが、ひびが進行し、表皮の深い場所や、真皮まで到達するような深いひび割れとなると「あかぎれ」と呼ばれる状態になります。
炎症による強い痛みや、出血を伴うこともあります。
ひび、あかぎれは「大気の乾燥、水仕事などといった外部からの刺激」や、「気温の低下に伴う血流の悪化」が原因となり、肌のバリア機能が低下して、皮膚表面の溝に沿って亀裂ができることで発生します。
また、直接的な要因ではありませんが、アトピー性皮膚炎の方は元々肌のバリア機能が弱いため、ひびやあかぎれになりやすいと言われています。

ひび、あかぎれを予防するには?

一度、皮膚に亀裂が入ると修復するのには時間がかかってしまいます。
そのため、ひびやあかぎれはできる前に予防することが大切です。
重要なポイントは

・皮膚の乾燥を防止する
・手足などの末端部を冷やさない
・洗剤などの外部刺激を減らす

と、ひび・あかぎれの原因を作らないことです。
日常生活の細かな注意点で言うと

・保湿剤を用いて、皮膚のバリア機能を保つ
・加湿器などを用い、部屋の乾燥を防ぐ
・熱いシャワーは避け、38〜40℃のお湯でしっかり体を温める
・水仕事は手袋を着用、またはぬるめの水で
・食器洗い洗剤を肌に優しいものを選択する

などが挙げられるでしょう。
熱いお湯は皮膚のバリア成分を奪ってしまうため、シャワーや水仕事の際は温度管理に気をつけましょう。
それに、昨今は食器洗い洗剤もさまざまな種類が販売されていますが、速乾タイプの洗剤は食器がすぐ乾く利点があると共に、手の潤いも奪われがちですので、注意が必要です。
また、保湿剤の使用は、皮膚の乾燥防止、保護、血行促進など、さまざまな面でひび、あかぎれ予防に対して効果を発揮してくれます。

ひび、あかぎれに効果のある市販薬

辛いひび・あかぎれの症状は市販薬によって対応可能です。
かゆみや痛みを抑える成分や、皮膚の修復をサポートする成分が含まれた「塗り薬」で症状を抑えつつ、「保湿剤」を用いて症状の悪化を防ぐと良いでしょう。
また、患部の保護を目的として、「絆創膏」などを使用することも効果的です。
ただし、ひびやあかぎれの症状がひどく、亀裂部分がどんどん広がっていく、ジュクジュクした液体が出てくる、市販薬を使ってもなかなか良くならないようであれば、皮膚科を受診するようにしましょう。

<主な有効成分>

・抗炎症成分
ステロイド、グリチルレチン酸など
ひびやあかぎれによる赤みや腫れを抑えます。

・血行促進成分
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)など
手足など末端部の血行を促進することで、皮膚に元気を与えます。

・組織修復成分
ビタミンA、パンテノール、アラントインなど
亀裂が入ってしまった皮膚の修復を促進する作用があります。

・殺菌消毒成分
クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノールなど
亀裂が入った箇所への細菌やウイルスなどの感染を防ぎます。

・保湿成分
ワセリン、ヘパリン類似物質、グリセリンなど
ワセリンは皮膚保護作用に優れ、ヘパリン類似物質は血行促進作用や抗炎症作用も併せもちます。
保湿剤について詳しく知りたい方はこちらのコラムもご参照ください。

おすすめの市販薬について

<塗り薬>

ユースキン

有効成分:トコフェロール酢酸エステル、グリチルレチン酸、dl-カンフル、グリセリン
特徴:ビタミンEに抗炎症作用のあるグリチルレチン酸、カンフル、そして潤いを与えるグリセリンが配合されています。
医薬部外品に分類されており、比較的安価でもあるため、予防としても普段使いが可能です。
40gのチューブから180gのポンプタイプまで、幅広い容量・タイプから選べるのもメリットのひとつでしょう。

メンソレータムヒビプロα

有効成分:ビタミンA油、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)、アラントイン 、グリチルレチン酸 、イソプロピルメチルフェノール、ジフェンヒドラミン
特徴皮膚の保護効果の高いワセリンをベースとしているため、カバー力が強く、水にも強い軟膏です。
皮膚のターンオーバーを改善するビタミンAの他、組織修復成分や殺菌消毒成分、かゆみ止め成分なども配合しているため、ひび、あかぎれの辛い症状に多方面からアプローチします。

クラシエ紫雲膏

有効成分:シコン、トウキ、ゴマ油、ミツロウ、トン脂
特徴:有効成分のシコンによる赤色が特徴的な漢方の軟膏です。
炎症を鎮め、皮膚の再生を促す作用があるため、やけどや、ひび、あかぎれ、湿疹から痔の治療まで、皮膚のトラブルに幅広く用いることができます。

<保湿剤>

HPクリーム

有効成分:ヘパリン類似物質
特徴:海外の製薬メーカー、グラクソスミスクラインが手がけるヘパリン類似物質含有のローション。
アルコールフリーであるため、皮膚への刺激が少なく、亀裂が入って痛みのある箇所に塗る際にもオススメです。

プロペトピュアベール

有効成分:プロペト(白色ワセリン)
特徴:医療用医薬品であるプロペトと同一成分であり、製造も医療用と同じ製薬会社が行なっているため、安心して使用できます。
保護作用に優れたワセリンの中でも純度が高いため、手足の保湿はもちろんのこと、唇の荒れやマスクかぶれ、赤ちゃんの肌荒れなど、幅広く使用することができます。

<傷の保護剤として>

キズパワーパッド 水仕事用

特徴:ひびやあかぎれのできやすい手指は水に触れる機会が多く、モイストヒーリングでの治療も難しい部位になるでしょう。
キズパワーパッド 水仕事用であれば、360°完全防水使用なので、絆創膏の存在を気にせず水仕事やシャワーを行うことができます。
また、最長で5日間貼り続けることが可能です。

あかぎれ保護液体バン

特徴:傷口に薄い被膜を作り傷口をガードする液体絆創膏は水に強いため、水仕事を良くされる方のひび、あかぎれにおすすめの保護剤です。
あかぎれ保護液体バンは、無色の液体で目立ちにくく、また、ノズルが付いているため、細かいひび割れにピンポイントで塗ることが可能です。

絆創膏について、選び方などのポイントなどさらに詳しく知りたい方はこちらのコラムもご参照ください。

まとめ

ひび、あかぎれについて基本的な知識から予防法、おすすめの市販薬まで幅広くお伝えさせていただきました。
ひび、あかぎれは冬場の気温低下や大気の乾燥などが要因となり、そこに水仕事などでの外部刺激が加わることで発生します。
一度起こると治るまでに時間がかかるため、保湿剤の使用や、皮膚への刺激を軽減する対策を取り入れ、なるべくひびやあかぎれにならないよう予防することが重要です。
また、すでに起きてしまったひび、あかぎれに対しては、塗り薬や保湿剤、絆創膏などの市販薬で対応することが可能です。
放置していても辛い症状はなかなか自然には治らず、悪化していく可能性もあるため、初期のうちにしっかりケアすることをおすすめします。
辛いひび、あかぎれでお悩みの方にとって、このコラムがお役に立てれば幸いです。