ケアもメイクも1本で完結！薬剤師が選ぶおすすめの色付きリップクリーム9選！

リップクリームは主に唇の荒れを防いだり、潤いを保つことを目的としていますが、色付きリップは唇の血色を良く見せたり、艶やかさを増したりして、顔の印象を良くする効果も期待することができます。
ナチュラルに色づくものから、発色の良いもの、また、色味もオレンジ系からローズ系までさまざまなものが販売されています。

＜保湿能力が高い＞
リップクリームはそもそもの目的が唇の潤いを保つことであるため、口紅やグロス、ティントなどに比べて保湿能力が高いというメリットが挙げられます。

＜メイクの手間が省ける＞
リップメイクの下地にリップクリームや美容液を使用する方も多いと思いますが、色付きリップクリームであれば、そのまま1本で完成するため、手間が省けるのも大きな利点と言えるでしょう。

＜男性、女性を問わず使える＞
口紅やグロスは女性に向けた製品が多いのに対し、薄づきで顔色を良く見せることを目的とした色付きリップクリームは、男性、女性問わず使用できる製品がたくさん販売されています。

色付きリップの中でも「顔色を良くすることを目的とし、ナチュラルに色づくもの」もあれば、「口紅やグロスなどと同様にリップメイクのアイテムの一つとして使用できるくらい高発色のもの」もあります。
目的や、使用するシチュエーションに合わせて製品を選びましょう。

化粧品と医薬部外品のリップクリーム、両者の最大の違いは「唇の荒れなどを予防するための有効成分の有無」です。
薬用のリップクリームには炎症を抑える成分や、血行を促進する成分などといった厚労省の認めた有効成分が含まれますが、化粧品の方には含まれていません。
ただ、保湿成分に関しては有効成分ではありませんので、両者で含まれる成分に差はなく、さまざまな成分が使われています。
そのため、特に唇の荒れなどがなく、「保湿や潤い」を求めるのであれば、化粧品のリップクリームで十分であるとも言えるでしょう。

医薬部外品は、国の方で品目ごとに厳しい審査と承認が行われているため、一定の安全性は保証されていると言えるでしょう。
化粧品に関しても、製造や販売に関して、法律で厳しく定められてはいますが、承認制ではなく、国で認めた成分の範囲で製造し、届出を出せば、販売することが可能です。
そのため、化粧品の中から安全性の高い製品を選びたい場合は、パッチテストやアレルギーテストなどの安全性試験の実施有無が一つの目安となるでしょう。

リップメイクのアイテムを選ぶ時と同様に、肌色に合った色付きリップを選びましょう。
製品によっては、さまざまな肌色やメイクにも合わせられるよう、たくさんカラーバリエーションを用意していますよ。

ここ数年で一気にリップメイクの中でのシェアを拡大しつつあるティント。
リップクリームの中からもティントタイプのものが販売されていますよ。
ティントタイプの最大の特徴は色落ちのしにくさ。
マスクへの色移りなどを気にする人などにおすすめです。

発色：高発色
分類：化粧品
安全性試験：−
色のバリエーション：シアーレッド、フレンチピンク、ラズベリーピンク、グロッシーベージュ、コーラルレッド、カメリアピンク、スモーキーローズ、大人のボルドー
特徴：3つの美容オイルで保湿しながら、しっかり高発色してくれるニベアのリップクリームです。
カラーバリエーションが8種類と豊富にあるため、自分の顔色に合った色味を選べるのが特徴です。
良心的な価格設定であるため、複数の色を揃えてその日の気分で付け替えるのも良いですね。

発色：ナチュラル
分類：化粧品
安全性試験：−
色のバリエーション：コーラルピンク、スカーレットピンク、オーロラ3Dパール
特徴：ロート製薬のメンソレータムブランドから販売されている色付きリップです。
グロスのように使用できるツヤ感のある設計になっているため、デートの時などにもおすすめです。
特にオーロラ3Dパールのカラーは光を受けるとオーロラのように乱反射し、ほのかなきらめきが自然な立体感を演出してくれます。

発色：高発色、ナチュラル
分類：医薬部外品
安全性試験：−
色のバリエーション：ローズピンク、さくらピンク
特徴：リップケア用品を古くから手がける近江兄弟社から販売されている製品です。
血行促進成分（トコフェロール酢酸エステル）、抗炎症成分（グリチルレチン酸ステアリル）といった有効成分をしっかり配合しながらも、ティント処方で、色落ちがしにくい設計になっています。
ローズピンクはしっかり色づく設計であるため、唇の荒れが気になりつつも、綺麗な発色を長持ちさせたい人におすすめです。
さくらピンクはナチュラルな血色をキープしてくれますよ。

発色：ナチュラル
分類：化粧品
安全性試験：−
色のバリエーション：ピュアレッド、チェリーピンク、コーラルピンク、ショコラローズ
特徴：コーセーの中でも香りを大切にするFORTUNEブランドから販売されているティントタイプのリップクリームです。
ブルーミングベリーのほのかに甘い香りがリップケアの楽しみを与えてくれます。
見た目はメイクアップ要素が強いようにも思いますが、唇に乗せるとナチュラルな色味の設計です。
自然な唇の色合いを長続きさせたい人におすすめですよ。

発色：高発色
分類：医薬部外品
安全性試験：アレルギーテスト済
色のバリエーション：ピンク、レッド、コーラル、ニュートラルピンク
特徴：資生堂が販売する医薬部外品の色、香り付きリップクリームです。
スキンケアからメイクアップまで化粧品を幅広く取り扱っているノウハウを活かし、抗炎症成分（グリチルレチン酸ステアリル）を含みながらも、色や香りの選択肢も楽しめるようになっています。
ピンク：ローズの香り、レッド : ペパーミントの香り、コーラル : ハニー＆オレンジの香り、ニュートラルピンク : ほのかに香るローズとソーヴィニヨンブランの香り
の計4種類が販売されています。

発色：高発色
分類：化粧品
安全性試験：−
色のバリエーション：ペールピンク、ローズウッド、ブリックレッド、コーラルなど限定品も含め多数
特徴：ディオールから販売されている色付き、ティントタイプのリップクリーム。
最大の特徴はカラーバリエーションの多さ。
10種類を超えるカラー展開で、一人一人にオーダーメイドの血色感を与えてくれます。
97％が自然由来の成分でできており、潤いを保ち、唇のツヤをキープします。

発色：ナチュラル
分類：化粧品
安全性試験：アレルギーテスト済、パッチテスト済
色のバリエーション：ほんのり色づくピンク
特徴：敏感肌のケアにこだわったキュレルシリーズから販売されているリップクリームで、くすみを補正する薄づきタイプです。
無香料、無着色かつアルコールフリー、さらにアレルギーテストやパッチテストもクリアしているため、刺激に敏感な唇の方でも、比較的安心して使っていただけるでしょう。

発色：高発色
分類：化粧品
安全性試験：アレルギーテスト済、パッチテスト済
色のバリエーション：ビラウドピンク、スピリッドレッド、フリーリーブラウン
特徴：世界最大級のオーガニック認証機関基準に倣った基準を用い、天然由来成分にこだわるザ パブリックから販売される高発色の色付きリップクリームです。
植物バターで潤いを保ちながら、天然から抽出した香りで心も安らげる効果が期待できます。

発色：ナチュラル
分類：医薬部外品
安全性試験：−
色のバリエーション：ベージュ
特徴：男性の唇に馴染むライトベージュのリップクリームです。
血行促進成分（トコフェロール酢酸エステル）、抗炎症成分（グリチルレチン酸ステアリル）2つの有効成分が唇の荒れを防ぎます。
全体的に潤いを保ちつつもベタつきやテカリは抑えてくれる設計になっています。

色付きリップクリームについて、選び方のポイントを踏まえ、おすすめ製品をご紹介させていただきました。
色付きリップクリームは、リップメイクの手間を省きながら、顔の印象を良くする効果が期待できます。
薄づきのナチュラルな物であれば、男性、女性関係なく使用できますし、カラーバリエーション豊かな高発色の物は、保湿しながらもメイクアップを楽しむことができるでしょう。
ケアもおしゃれも叶う、プレゼントにも最適な色付きリップクリーム。
ご自身に合った製品をぜひ探してみてください。