眠気が出る成分(咳止め)

抗ヒスタミン成分

クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、クレマスチン、ジフェニルピラリン

ヒスタミンの働きをブロックすることで鼻水や鼻詰まり、咳を止めたりする成分です。
抗ヒスタミン成分には第1世代と第2世代のものとがあり、クロルフェニラミンやクレマスチン、ジフェンヒドラミンなど第1世代に分類されるものは眠気が強く出やすい傾向にあります。ただし、クレマスチンは第1世代のなかでも比較的、眠くなりにくい成分です。

咳止め成分

デキストロメトルファン

病院の処方薬としてもよく使われる咳止め成分です。子供から大人まで、比較的安全に使用することができます。少し眠気が出ることがありますので、車や自転車の運転は控えましょう。

コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩

「麻薬性」の咳止め薬です。眠気が出ますので、車や自転車の運転は控えてください。脳内の咳中枢という部分に直接働きかけ、咳を止めます。喘息を悪化させるため、喘息のある方は使用できないほか、痰が多いときにも使用を控えてください。
依存性があるため、自己判断で長く使用することはおすすめできません。感染後咳嗽にも用いることはできますが、咳が長引いている方や頻繁に咳でお困りの方は、医療機関を受診しましょう。

詳しくは、咳、痰のコラムもご参照ください。