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OTC類似薬の対象の薬は?77成分を用途別に一覧|薬剤師が解説 この記事はプロモーションを含みます
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OTC類似薬の対象の薬は?77成分を用途別に一覧|薬剤師が解説

「いつもの薬が、OTC類似薬に入っているか知りたい」と思っていませんか。

 

OTC類似薬とは、市販薬と成分や使い方が同じ処方薬のことです。2027年3月1日から、これらの薬は、薬の値段(薬価)の4分の1を、保険とは別に払うことになります。

 

残りの4分の3には、今までどおり1〜3割の自己負担がかかります。

 

先に答えをお伝えすると、対象は、厚生労働省の「対象医薬品リスト」に載っている77成分・1042品目の処方薬です。主な薬は、次のとおりです。

 

・入っている:ロキソニン(飲み薬・湿布)、アレグラ、ムコダイン、マグミット、ヒルドイド、リンデロン-V
・入っていない:モーラス、カロナール、アレロック、ガスター

 

この記事では、対象の薬を、痛み止め・アレルギー・胃腸・皮膚などの用途別に、処方薬の名前で探せるようにまとめました。一覧は2027年3月1日の時点のもので、毎年4月1日に見直されます。

監修薬剤師 クロロボ
作成 薬選編集部
第1章 対象の薬の探し方|成分・使い方・1日の量で決まる

第1章 対象の薬の探し方|成分・使い方・1日の量で決まる

OTC類似薬かどうかは、薬の名前ではなく、成分・使い方・1日の最大量で決まります。

 

ジェネリックも対象。形や量まで確かめる

対象は、市販薬と「成分・使い方(飲む・塗るなど)・1日の最大量」が同じ処方薬です。

ジェネリック医薬品も、条件に合うものは一覧に入っています。

たとえばロキソプロフェン(ロキソニン)は、ジェネリックも含めて80品目が一覧に載っています。

 

同じ成分でも、すべての形が入るとは限らない

一覧は、錠剤・粉・目薬など、薬の形ごとに載っています。

たとえば、アレジオンの名前で一覧に載っているのは、錠と目薬です。

自分の薬の形まで、一覧で確かめるのが確実です。

 

自分の薬の成分を知るには

薬の成分は、薬局でもらう薬の説明書や、お薬手帳に書かれています。

わからないときは、お薬手帳を持って薬剤師に聞いてください。

OTC類似薬とは?2027年3月から何が変わるのかを薬剤師が解説

 

第2章 痛み・熱・かぜの薬|ロキソニンは飲み薬も湿布も対象

第2章 痛み・熱・かぜの薬|ロキソニンは飲み薬も湿布も対象

痛み止めでは、ロキソニン(ロキソプロフェン)の飲み薬と、湿布・塗り薬が対象です。

 

飲み薬

成分 主な処方薬の名前
ロキソプロフェン ロキソニン錠・細粒
イブプロフェン ブルフェン錠・顆粒
かぜ薬の配合剤(アセトアミノフェンなど4つの成分) PL配合顆粒、ピーエイ配合錠

かぜ薬のPL配合顆粒も、一覧に入っています。

 

湿布・塗り薬

成分 主な処方薬の名前
ロキソプロフェン ロキソニンテープ・パップ・ゲル
ジクロフェナク ボルタレンテープ・ゲル、ナボールテープ
フェルビナク セルタッチパップ・テープ、ナパゲルン
インドメタシン イドメシンコーワ、インテバン、カトレップパップ
サリチル酸メチルなど ラクール温シップ・冷シップ、スチックゼノールA

湿布や塗り薬も、飲み薬と同じく上乗せの対象です。

 

一覧に入っていない痛み止め

モーラス(ケトプロフェン)の湿布と、カロナール(アセトアミノフェンだけの薬)は、一覧に名前がありません。

2027年3月の時点では、この2つは上乗せされません。一覧は毎年4月1日に見直されるため、変わることがあります。

モーラスは入ってないんだ!一覧で確かめよう

市販のロキソニンって色々あるけど違いは?処方薬とどう違う?

 

第3章 アレルギー・花粉症の薬|飲み薬・目薬・点鼻薬

第3章 アレルギー・花粉症の薬|飲み薬・目薬・点鼻薬

アレルギーの薬では、アレグラ、クラリチン、アレジオン、タリオンなどの飲み薬が対象です。

 

飲み薬

成分 主な処方薬の名前
フェキソフェナジン アレグラ錠
フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン ディレグラ配合錠
ロラタジン クラリチン錠・レディタブ錠・ドライシロップ
エピナスチン アレジオン錠
ベポタスチン タリオン錠・OD錠
ケトチフェン ザジテンシロップ・ドライシロップ

花粉症のように季節の間だけ使う場合は、何年続けて使っていても、原則として上乗せされます。

 

目薬・点鼻薬

成分 主な処方薬の名前
エピナスチン(目薬) アレジオン点眼液・LX点眼液
ケトチフェン(目薬) ザジテン点眼液
ペミロラスト(目薬) ペミラストン点眼液、アレギサール点眼液
アシタザノラスト(目薬) ゼペリン点眼液
モメタゾン(点鼻薬) ナゾネックス点鼻液
フルチカゾンプロピオン酸エステル(点鼻薬) フルチカゾン点鼻液(ジェネリック)
テトラヒドロゾリン・プレドニゾロン(点鼻薬) コールタイジン点鼻液

目薬や点鼻薬も、飲み薬と同じく一覧に入っています。

 

一覧に入っていないアレルギーの薬

アレロック(オロパタジン)、ザイザル(レボセチリジン)、ジルテック(セチリジン)、ビラノア(ビラスチン)は、一覧に名前がありません。

点鼻薬のアラミスト(フルチカゾンフランカルボン酸エステル)も、一覧に名前がありません。上の表のフルチカゾンプロピオン酸エステルとは、別の成分です。

花粉症の薬でも入る・入らないは成分ごとに違います。

 

第4章 せき・たん・胃腸の薬|ムコダインやマグミットも対象

第4章 せき・たん・胃腸の薬|ムコダインやマグミットも対象

せき・たんの薬ではムコダイン、胃腸の薬ではマグミットやラキソベロンなどが対象です。

 

せき・たん・のど・口内炎

成分 主な処方薬の名前
L-カルボシステイン(たん) ムコダイン錠・シロップ・DS
ポビドンヨード(うがい薬) イソジンガーグル液
トリアムシノロン(口内炎) アフタッチ口腔用貼付剤、オルテクサー口腔用軟膏

せき・たんの飲み薬で一覧に入っているのは、ムコダインの成分(L-カルボシステイン)だけです。

ムコソルバン(アンブロキソール)や、せき止めのメジコン(デキストロメトルファン)は、一覧に名前がありません。

ムコダインは市販で買える?処方薬との違いと選び方を薬剤師が解説

 

胃腸・便秘・下痢

成分 主な処方薬の名前
酸化マグネシウム(便秘) マグミット錠・細粒
ピコスルファート(便秘) ラキソベロン錠・内用液
ビサコジル(便秘) テレミンソフト坐薬
イトプリド(胃の不快感) ガナトン錠
ベルベリン・ゲンノショウコ(下痢) フェロベリン配合錠

便秘の薬では、マグミット、ラキソベロン、テレミンソフト坐薬が入っています。

胃薬のガスター(ファモチジン)とムコスタ(レバミピド)、便秘薬のプルゼニド(センノシド)は、一覧に名前がありません。

マグミットは対象なんだ…次の受診で聞こ

 

第5章 皮膚の薬|保湿剤・ステロイド・水虫・ヘルペス

第5章 皮膚の薬|保湿剤・ステロイド・水虫・ヘルペス

皮膚の薬では、保湿剤のヒルドイド(ヘパリン類似物質)や、ステロイドの塗り薬などが対象です。

 

保湿剤

成分 主な処方薬の名前
ヘパリン類似物質 ヒルドイドソフト軟膏・クリーム・ローション・フォーム・ゲル
尿素 ウレパール、パスタロン、ケラチナミンコーワクリーム
白色ワセリン プロペト、白色ワセリン

ヒルドイドは、ソフト軟膏・クリーム・ローション・フォーム・ゲルが、どれも一覧に入っています。

 

湿疹・かぶれの塗り薬

成分 主な処方薬の名前
ベタメタゾン吉草酸エステル リンデロン-V、ベトネベート
ヒドロコルチゾン酪酸エステル ロコイド
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル リドメックスコーワ、スピラゾン
デキサメタゾン オイラゾンクリーム
ステロイドと抗生物質の配合剤 ベトネベートN、テラ・コートリル、クロマイ-P
イブプロフェンピコノール(ステロイドなし) ベシカム、スタデルム

ステロイドの塗り薬では、リンデロン-V、ロコイド、リドメックスなどが入っています。

リンデロン-VG、アンテベート、マイザー、デルモベート、キンダベートは、一覧に名前がありません。

 

水虫・カンジダ・ヘルペス

成分 主な処方薬の名前
テルビナフィン(水虫) ラミシールクリーム・外用液
ブテナフィン(水虫) ボレー、メンタックスクリーム
クロトリマゾール エンペシドクリーム
ミコナゾール フロリードDクリーム、フロリード腟坐剤
イソコナゾール・オキシコナゾール(腟の薬) アデスタン腟錠、オキナゾール腟錠
アシクロビル(ヘルペス) ゾビラックス軟膏・クリーム
ビダラビン(ヘルペス) アラセナ-A軟膏・クリーム

ヘルペスの塗り薬のアラセナ-Aとゾビラックスも、一覧に入っています。

飲み薬のヘルペスの薬(バルトレックスなど)は、一覧に名前がありません。

 

第6章 そのほかの薬|眠り・頻尿・ビタミン・消毒薬など

眠りの薬のロゼレムや、ビタミン剤、消毒薬なども対象です。

 

飲み薬

成分 主な処方薬の名前
ラメルテオン(眠り) ロゼレム錠
フラボキサート(頻尿) ブラダロン錠
静脈血管叢エキス(痔) ヘモリンガル舌下錠
アスコルビン酸(ビタミンC) ハイシー顆粒
トコフェロール(ビタミンE) ユベラ錠
カルシウム・ビタミンDの配合剤 デノタスチュアブル配合錠

眠りの薬で一覧に入っているのは、ロゼレム(ラメルテオン)だけです。

マイスリー(ゾルピデム)やベルソムラは、一覧に名前がありません。

 

塗り薬・消毒薬・そのほか

成分 主な処方薬の名前
クロラムフェニコール クロロマイセチン軟膏
サリチル酸 スピール膏M
酸化亜鉛 亜鉛華軟膏、ボチシート
チンク油 チンク油
複方ヨード・グリセリン 複方ヨード・グリセリン
マルツエキス マルツエキス分包
炭酸水素ナトリウム 炭酸水素ナトリウム(重曹)

消毒薬では、消毒用エタノール、エタノール、無水エタノール、イソプロパノール、オキシドール、ベンザルコニウム(オスバンなど)、クロルヘキシジン(ヒビテンなど)、ヨウ素、希ヨードチンキ、次亜塩素酸ナトリウムが入っています。

アンモニア水、ホウ酸、ホウ砂、精製水、ハチミツ、オリブ油、白色ワセリン、ブドウ酒も、一覧に入っています。

 

第7章 OTC類似薬の一覧のQ&A

Q1.一覧に載っていない薬は、上乗せされますか?

A:2027年3月の時点で一覧に載っていない薬は、上乗せされません。

ただし、一覧は毎年4月1日に見直されるため、あとから入ることがあります。

 

Q2.一覧に載っていれば、必ず上乗せされますか?

A:子どもや入院中など、上乗せされない場合があります。

上乗せされるかどうかは、診察した医師が処方のときに判断します。上乗せされない9つの場合は、第1章の関連記事にまとめています。

 

Q3.一覧は、どこで見られますか?

A:厚生労働省のページで、成分の一覧と、品目ごとの一覧(Excel)が見られます。

厚生労働省|対象医薬品リスト(Excel)では、「品名」の列で処方薬の名前を探せます。

 

まとめ|OTC類似薬は成分で決まる。自分の薬は一覧で確かめて

まとめのポイント:成分・使い方・量で決まる/痛み止めや皮膚の薬が多い/入っていない薬もある/最後は一覧で確かめる

☆成分・使い方・量で決まる
ジェネリックも入っています。自分の薬の形まで、一覧で確かめてください。

☆痛み止めや皮膚の薬が多い
ロキソニン、アレグラ、マグミット、ヒルドイドなどが入っています。

☆入っていない薬もある
モーラス、カロナール、アレロックなどは、一覧に名前がありません。

☆最後は一覧で確かめる
一覧は毎年4月1日に見直されます。上乗せされない場合もあります。

迷ったときは、お薬手帳を持って、薬剤師に気軽に相談してください。

 

【参考情報】
この記事の作成にあたり、以下の公的機関・学会・メーカーの公式情報を参考にしています。

・厚生労働省|OTC類似薬の保険給付の在り方の見直しについて(対象となる有効成分の一覧)
・厚生労働省|OTC類似薬の一部保険外療養 制度の概要(PDF)
・厚生労働省|一部保険外療養についての通知(PDF)
・厚生労働省|一部保険外療養の費用の計算方法(PDF)